Osaka Zine + DIY Fest (OZDF) について
みなさん、こんにちは。
今日は、Osaka Zine + DIY Festについて、ご紹介したいと思います。
まず、ちょっと長いこのイベントタイトルなのですが、
オーサカ ジン アンド ディーアイワイ フェスト
と読みます。
略して、OZDFと呼んでいます。
(オーズィーディーエフ、、これまた読みが難しい。。。ジーだとGになっちゃう。。。すみません、もうお好きに呼んでください。)
⬛︎OZDFって、どんなイベント?
OZDFは、zineやクラフト雑貨などの作り手が集うイベントで、展示販売やワークショップを楽しむことができます。入場無料、飲食の出店もあります。
このジンフェスト*では、zine(ジン)の根本にあるDIY精神に基づき、zineやクラフト雑貨にかかわらず、「じぶん(たち)でやる」ことのヒントやきっかけになる場となること、そしてこの場に参加する方々が交流できる場となることを目指します。
*OZDFでは「ジンフェス」ではなく、「ジンフェスト」と呼んでいます。
⬛︎Zineとは?
狭義では、作り手の思想、趣味や主張を表現するために、個人またはグループが作る非営利の冊子のことです。
内容をはじめ、表現や製本方法もさまざまで、だれでも(何者でなくても)作れる小さなメディア(媒体・手段)です。
(とはいえ、厳密な定義が存在するわけではなく、なにか当てはまらないことがあるからジンではない!ということでもありません。)
ジンの性質上、とても個人的なこと(=政治的なこと)が書かれたものが非常に多くあります。
そのため、OZDFでは、「Safer Spaces Policy - より安心・安全な場づくりのために」というものを掲げています。
これは、このジンフェストの場だけではなく、OZDFの主催するワークショップやイベント、すべての場において大切にしています。イベントにお越しの際は、ぜひご一読ください。
⬛︎移動するZine Library(ジンライブラリー)
OZDFは、月に1回程度、「移動するジンライブラリー」を開催しています。
これまでわたしがいろんな場所で買ったり、交換したり、いただいたり、入手方法もさまざまなジンを、その月のテーマごとに読むことができます。
A4またはA3の紙一枚、片面印刷で作ることができる8ページのジンをはじめ、「このかたちならじぶんにもできそう」と思ってもらえるような製本方法のもの、「こんな内容でじぶんも作ってみたい!」と思ってもらえそうなもの、おすすめのジンなどを展示しているので、もしご都合が合えば、遊びにきてください。
直近の日時については、SNSが一番早いですが、こちらでもご紹介する予定です。
そのほか、OZDFでは、ジンや他の内容でもワークショップを行うことがあります。
ぜひWebサイトやSNSをチェックしてください。
ここからは少し、このジンフェストの背景についてのお話になります。
海外で参加したような自由な雰囲気のジンフェストがしたい!とずっと考えていたのですが、
2022年の冬、ついに「やるぞ」と思い立ち、
2023年3月に大阪・芦原橋でOZDFとしてはじめてのジンフェストを開催することにしました。
ZineはもともとDIYの文化から生まれたもの。だから「DIY」と二重に言っているようなものですが、この長いタイトルにあえて「DIY」を入れたのには理由があります。
まずは、「じぶんでやる」ということの力を、もっとわたしたちの手の中に取り返したい、という思いがあるからです。
最近では「DIY」というと、なんだか「おしゃれで生活に余裕がある人のもの」というようなイメージがふんわりあるような気がします。けれど、OZDFの考える「DIY」はもっと身近で、じぶんに合う形をじぶんでつくっていくことだったり、用意されたものをそのまま受け取るだけじゃなくて、自分なりの工夫や関わりを加えていくことだったりします。
もうひとつの理由は、ジンをすでに作っている人だけではなくても、このイベントの趣旨に賛同してくださる作り手の方々にも参加してもらいたかったからです。ジンを作ったことがない出展者も、そしてご来場くださるみなさまにも、ジンに出会い、手に取り、そして自分も作ってみたいなと思ってもらえたら、それが一番最高だなと思っています。
このジンフェストが、単なる「ジンや雑貨を販売するイベント」としてではなく、それ以上のコミュニティが生まれる場にしたい、そう思って Osaka Zine + DIY Fest と名づけました。
また、DIYと関連して、わたしたちの「消費」のあり方についても考える機会があればいいなと思っています。
ジンの文化には、お金のやり取りだけではなく、「交換」や「贈与」といったやり取りがあります。ジンの楽しみ方のひとつに「ジン交換」(英語では zine swap / zine trade)があります。直接、自分の作ったジンを対面で交換することもあれば、国内外の人と郵送でやりとりすることもあります。友人や知人にあげたり、どこかに置いて無料配布する人もいます。
そうしたやり取りから、人と人のつながりが生まれていくのもジンの魅力のひとつです。
OZDFでは、ジンそのものに触れる・つくる・読む機会を増やすとともに、そんなジンならではのつながりを、みなさんと一緒に体験できる場にしたいと思っています。
0コメント